痛みや疾患は大きく分類して、「本証」「標証」に分かれます。
「本証」とは、いわば原因、「標証」とは「本証」によって引き起こされる症状のことを言います。
たとえば、肩凝りからくる頭痛を持っている人の場合、「肩凝り」が「本」、「頭痛」が「標」となります。しかし、その肩凝りも、姿勢が悪いことにより引き起こされている場合、「姿勢が悪いこと」が「本」、「肩凝り」が「標」になります。
当院では、「本証」と「標証」がそれぞれ身体に対して与える影響を考え、それぞれの患者様に合った治療方針を立ててまいります。
治療内容
鍼治療
体の痛む部分やその周囲、また、関連する経穴(ツボ)に刺すことにより、筋緊張を和らげます。 |
灸治療
基本的には鍼治療と同じ効果が得られますが、特に血管系に対して効果的で、白血球増加による免疫作用、血小板増加による止血作用、心臓・血管収縮力増強による強心作用が期待できます。 |
鍼灸の適応疾患
●首、肩のこり、痛み。 ●眼精疲労 ●五十肩 ●食欲不振 ●下痢、便秘 ●首から腕にかけてのしびれ ●冷え症 ●背部、腰の違和感や痛み。 ●不眠症 ●坐骨神経痛 ●足のむくみ など
禁忌
■高熱時の施術
■インフルエンザなどのウイルス感染症にかかっている場合
■悪性腫瘍に対する施術(但し、悪性腫瘍から引き起こされる痛みに対してのアプローチは可能です)
■飲酒後の施術
■金属アレルギーの方(鍼)
■顔面部、皮膚疾患のひどい部分(灸)
※適応不適応関わらず、ご自身で判断なさらず、お気軽にご相談下さい。